2015年1月6日火曜日

API2520マイクプリアンプ


先日やっと完成しました!
スペック等詳細はコチラに書いてあります。



APIのコンソールに内蔵されていたディスクリートオペアンプAPI2520を内蔵した1chマイクプリアンプです。

API2520は世界的にも有名なディスクリートオペアンプで、Neveのような古典的なシングル動作のアンプではなく、バイポーラトランジスタの差動回路で構成された差動アンプです。
このオペアンプは30年以上前の設計にも関わらず非常にバランスの良いポテンシャルを持っていて、マイクプリアンプやEQ、コンプレッサーのようなプロオーディオ以外でもヘッドフォンアンプやMCヘッドアンプのような民生向け機材にも転用することができます。
音は非常にストレートで、ディスクリートらしい粒立ちの良さと太さがあります。

自分が今回使ったのはバイアス調整のT+ピンが付いている7pinタイプです。
(現行品はピンが6本)
まあ、このオペアンプについてはそれで記事が掛けるぐらい長くなりますのでこのぐらいにしておきましょう…。

左に乗っているのはEdcorのマイク用インプットトランスです。
Edcorは最近知ったアメリカのトランスメーカーですが、なかなか良いです。
通常自分は自作する場合、同じくアメリカ製のJensenのトランスを使うことが多いですが、Jensenのトランスは日本では高価ですので、気軽に何個も買いだめはできません。
このEdcorはJensenの半分くらいの価格で手に入り、コアの鉄が良いのかクオリティも素晴らしく最近は頻繁に使っています。
入力インピーダンスが150Ωで低い設定になっているのも気に入っている理由です。

あとこのプリアンプはDI入力もついてますから、ギターとかベースの直接入力にも対応しています。
API2520でエレキギターなどを受けるにはインピーダンスが低すぎるので、API2520の手前でFETでバッファーしています。その後ろでinst/micの切り替えスイッチという感じです。


電源は効率よく電力を取り出せるトロイダルトランスを使いました。
そこからレギュレータで±18Vのアンプ用電源を作り、安定化させています。
マイクプリアンプですから、ファンタムの+48Vも必要です。
ファンタム電源の作り方は色々あるのですが、自分は小さいカットコアトランスをもう一つ使い、それでAC48Vから整流して68Vぐらいの電圧を作り、そこから更に48Vに安定化させるレギュレータを自作しています。
マイクプリアンプにしてはちょっと電源が強力すぎかなという感じですが、逆に余裕をもたせたことでサウンドにも良い影響がありました。せっかくなので2ch仕様にでもすればよかったかもしれません。

音の方は、まさに古いアメリカの音を感じます。
API2520は素で使うと地味すぎて面白くない音ともとれますが、Edcorのトランスを採用したことと、電源を強力にしたことで本家よりもパワフルというか、よく音が見えてかつ太い音になったなあという印象です!
DI入力のほうでエレキベースを録音してみると、普段使っているTFDV-01のAPIバージョンよりも更にローエンドが出ていると感じました。
おそらく電源に余裕がある分低域の再生力が向上したのかなと思いました。

自分で使うのもアリかなと思ってますがせっかくなので売りに出そうと思います。
興味がある方は是非!

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